ファイナルファンタジーIII かきこ一覧

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name: ＴＫＪ (330かきこ, +0.20甘)
date: 2005/01/21 00:35:14
さいてん : 10（このゲームは百年後も名作として語り継がれる・・・）

【レビューその９９】「炸裂！ジョブチェンジ！！」
実は今のところファミコンでしか販売されていないＦＦⅢ。
同作品を体験していないＦＦファンは現行機に移植されるのを待ち望んでいることだろう。
ワンダースワン版のＦＦⅢが残念ながら発売中止となり、ＤＳ版に期待がかかる。

ＦＦⅢは今までのＦＦと比べ飛躍的に完成度が向上している。
グラフィックの向上はファミコンの限界を超えた！　あの魔法の演出はまさにミラクルです。
ボス戦では盛り上がること間違いなし！

音楽の質も大幅に向上！　個人的に特に好きだったのは、難破船やボス戦の音楽。
演出面もかなり進化しており、踊り子の登場や、ピアノを弾いたり大砲を撃ったりとプレイヤーを楽しませる。
サラ姫のベッドでゴロゴロする姿には笑ってしまいました。
Ⅲから登場した戦闘での　『バックアタック』　もかなり光った演出です。

細かい演出もかなり光っており、例えば戦闘中にレイズの魔法を使えば、天使が舞い降りてきて死んだ仲間を起こしてくれる（生き返る）のだが、生きている仲間にレイズをやってみると、降りてきた天使が起こす相手がいなくて困ってしまったり、武器屋で品物を選んでいると、装備できるキャラが踊りだすなど 面白い小ネタ が非常に多かった。
でぶチョコボが登場したのもⅢからで、あの「いっただっきまーす。むしゃむしゃ」は名セリフと言えるのではないでしょうか。

戦闘シーンでは徹底的なスピードアップが図られている。
攻撃魔法の単体攻撃、グループ攻撃、全体攻撃が迅速に選べるようになった。
忘れてはならないのが、受けたダメージが自キャラや敵キャラの上に数字で表示されるようになり、
『○○は１００のダメージをうけた』　というメッセージが出なくなったこと。
これはかなり画期的で、戦闘にかかる時間が飛躍的に短縮された。
以後、このシステムを真似たゲームが続々と登場している。

ＦＦⅢの最大のウリはやはり　ジョブチェンジ　でしょう。
かなりの種類の職業があり、どれもなかなか個性的です。
『ジャンプ』　する龍騎士、『みやぶる』　で弱点を探す学者、『とんずら』　で逃げるシーフ、
歌でダメージをあたえたり（ジャイ○ンか？）扇子を振って応援する（ちなみにヘイストの８分の１の効果）吟遊詩人とか、バックアタックされてもそのまま戦える狩人など・・・
どの職業も出番となるシナリオがあり、特に龍騎士を率いてのガルーダとの戦いは燃えた！！

プレイヤーキャラに女性がいなかったのは残念でしたが、これは容量の関係故に仕方がないところか。
白魔道士系はめっちゃカワイくて、女性とみなしているユーザーも多かったそうですが。（笑）
それとラストダンジョンがかなり辛いという話をよく聞きますが、私はスムーズにクリアしましたね。
ラストダンジョンを抜くコツは 「身の程を知る」 ことです。
ザコキャラに先制攻撃を許す程度のレベルでクリアしようとしないこと！
ましてやバックアタックされるようなレベルで奥深く進入なんて、もっての他です。

今でも十分に楽しめる作品なので、未体験者の方には是非プレイしてほしい。
現行機版が出るまで待つというのもアリですが、ファミコンならではの “良さ” もあるはずです。

『ファイナルファンタジーIII』にさいてんするの