テトラスター かきこ一覧

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name: ＴＫＪ (330かきこ, +0.20甘)
date: 2004/12/03 20:12:27
さいてん : ７（それなりに遊べたな）

【レビューその１７】「ドラマチックシューティングゲーム」
ストーリーを重視した内容の３Ｄシューティングケーム。
ステージクリア後のビジュアルシーンはかなり力が入っており、なかなかドラマチックな展開を楽しませてくれる。
ゲーム画面下にもメッセージウインドウがあり、ゲーム中にもセリフが流れてくる。
３Ｄシューティングの最中にもメッセージが流れて来てストーリーを盛り上げてくれます。
特に最終面では「最後の敵」からのメッセージが次々と流れてきてストーリーの核心に迫ります。
この演出がとてもうまい！

ＢＧＭにはベートーベンやワーグナーなどの「名曲」をアレンジして流しているのだが、
これがなかなかどうしてゲームの展開にマッチしており、雰囲気を盛り上げてくれます。
ただ、この音楽に関しては賛否両論ありそうですが・・・。

このゲームのシステムで面白いのといえば、ズバリ「後続機システム」でしょう。
一応ストーリーでは、自機の他にも味方機がいっぱいいることになっており、それが
自機の後をついてくることになっている（何もしてくれないし、ステージ中には出てこない）。
それでプレイヤーがヘタクソだと、ステージクリア後に後続機の数が減ってしまうのだ。

特にステージ２クリア後には、自機及び後続機たちが「編隊」を組んでワープゾーンに
突入するシーンがあるのだが、これを阻止せんとする「帝国軍」が一斉放射をかけてきます。
かなりうまいプレイヤーなら、１機も破壊されずに突入できるが、ヘタクソだとかなり撃ち落されてしまいます。
この「突入」のシーンは、ファミコンのしょぼいグラフィックながら、なかなか見ごたえアリです。

さて、肝心のゲームの完成度ですが・・・・。
悪くもなく、かと言って良いわけでもない。といったところでしょうか。
いたってオーソドックスな３Ｄシューティングです。でも、悪くないですよ。ホント。
ストーリーを楽しめる人には強く勧めたい作品です。

このゲームで不満だったところは、最後の敵との戦いでした。
自機は攻撃を受けたら１発でアウトなのに、最後の敵はやたら耐久度が高いのがかなり問題。
しかもミスしたら最後の敵の初期状態からやり直しになるので、急速に「やる気」がなくなります。
せめてミスしても「残機があればその場で復活」ぐらいの「愛」が欲しかった・・・・。

『テトラスター』にさいてんするの