ファイナルファンタジー XII かきこ一覧

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name: 肉 (119かきこ, -0.48辛)
date: 2006/04/26 17:06:21
さいてん : ４（もう一回やる気にはなれないな）

日本でも有数の知名度を誇るＦＦもはや12作目。
帝国に滅ぼされた小国の王女や空族達が帝国に立ち向かう話を描いた作品。

この作品は今までのＦＦシリーズとはシステム面、特に戦闘が大きく異なる。
今までのＦＦであれば敵とエンカウントした場合戦闘画面に突入してたが、
今作品はフィールド上に敵が徘徊しており、フィールド上でそのまま戦闘を行う形式になっている。
またアイテムがメニュー画面で使用できなくなっているのも特徴で、
アイテム使用も攻撃や魔法と同様にフィールド上で使用することとなる。

他にも自分や味方の行動を指定できるガンビットが挙げられる。
これは特定の条件下(最もＨＰの高い敵・「混乱」の味方、等)に
どのような行動を取るかを指定し条件が成立したときに行動を行うシステムで、
これにより今までのＮＰＣと比べると(予め操作を指定しているとはいえ細かい行動を取るようになった。
あっさり言ってしまえばＦＦ11をオフラインでプレイする様なゲーム、となる。
個人的には戦闘画面へのローディングの排除や敵を振り切って戦闘を回避できたりと
ゲームシステムは違和感こそ感じるものの割と満足な出来である。

それとサブイベントが豊富なのも個人的に好印象だった。
その主たる物が凶悪なモンスターの駆除を依頼されて倒しにいく｢モブ討伐｣で
数も非常に多い上に、特殊な条件を満たさないと現れないモブや
思わずニヤリとしてしまうアイツまで様々な敵が居るので、
本編をほったらかしてモブ討伐をする人も少なくないのではなかろうか？

ただしキャラクター、世界観及びストーリーがそれらの魅力をあっさりと覆してしまう。
例えば帝国と対立している大国が隣にある、という設定なのだが
この作品ではほとんど関わらず、ゲーム自体が内乱の終結、といった形で終わっている。
主人公であるはずのヴァンもオマケと言わんばかりにイベントに絡んでくるだけで活躍してない。
この作品、ストーリーだけで判断すると恐らくＦＦ史上最低の出来ではなかろうか。
筋が無い、ヤマが無い、ファンタジーが無い。
諸事情の関係でシナリオライターか誰かが途中で交代させられた、みたいな事を聞いたが
まさかここまで期待を裏切られるとは orz

まだ未プレイで購入を検討してる人はとりあえず中古ソフトで購入したほうがいいかもしれない。
RPGにストーリーを求めないのであれば話は別だが…

『ファイナルファンタジー XII』にさいてんするの