ロックマンエグゼN1バトル かきこ一覧

[1]
name: ＴＫＪ (330かきこ, +0.20甘)
date: 2005/06/30 19:05:46
さいてん : ７（それなりに遊べたな）

【レビューその１９８】「面白いではあるのだが・・・」
ロックマンエグゼシリーズの外伝的な作品。
チップの組み合わせによる戦略性と戦闘におけるランダム性のミックス具合が非常に優れている。
今までになかった戦闘システムだが、オープニングでのチュートリアルがとても分かりやすかったのが好印象でした。
本家のエグゼは１と２をプレイしましたが、これもなかなか面白い。

Ｂクラスあたりから敵がありえないくらい強くなりますが、「ドリームオーラ」や「ウズシオ」を使えば何とかなるでしょう。
パスワード入力による対戦もなかなかいいと思いました。

ただこのＷＳ版はＧＢＡ版と比べるとあまりにも削られた内容が多く、ＷＳ版ならではの要素がほとんど見当たらない。
ＷＳ版買うぐらいならＧＢＡ版を買った方がいいんですよね。
しかし私の場合ＧＢＡ版は途中で投げているのにＷＳ版はクリアするまでプレイした。
ＷＳ版の方が「スリム化」されている分「息抜きプレイに丁度いい」というのがあったかもしれない。
比較的高年齢のライトユーザーにはＷＳ版の方がオススメかもしれないですね。


≪ぬか喜び≫
このゲームが出た２００３年になるともはやスワンの衰退は覆うべくもなく、サードパーティーはこぞって撤退し、スワンクリスタルは受注生産になり、ソフトのラインナップが止まるのも時間の問題と思われていた。
【発売日未定】の欄にいつまでも居座っていたＦＦⅢが最後の希望だったが、おそらく発売中止であるということはスワンユーザーも薄々気付いていた。
そんな中カプコンがスワンに電撃参入しロックマンシリーズを出すというのである！
今までスワンのカプコン系のゲームはバンダイから出ていたのにどういう風の吹き回しかと思ったが、とりあえずスワンユーザーはカプコンの参入を喜んだ。
この情報をいち早く掴んだ私はバンダイの公式スワンＢＢＳにこのことを書き込みし、喜びのレスをいくつか頂いた事をよく覚えている。
しかし後になってからＧＢＡ版も同時発売ということが分かり嫌な予感が立ち込めはじめる。
そしてそれは的中した。ＷＳ版はＧＢＡ版に比べ、内容が削られまくった作品だったからだ。
結局カプコンから発売されたゲームもこの「ロックマンエグゼＮ１バトル」のみで、スワンユーザーの喜びはあっさりと壊えたのであった。
それでもＧＢＡ版で全てのチップを手に入れるにはＷＳ版のプレイが不可欠という要素があったのは、ＷＳにとっては「最後の一矢」といえたのかもしれない。

『ロックマンエグゼN1バトル』にさいてんするの