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タイトル
メーカー 機種 ジャンル
タイトルアドバンスド大戦略-ドイツ電撃作戦-
メーカーセガ 機種MD ジャンルSIM
(SIMU)
発売日1991-06-17
平均点 10.0 (書きこみ数:2) 評価点 100
総合ランク178位/2708 | MDランク4位/119 | SIMUランク22位/247

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マジカルカーペット「プレイ中」 2007/05/30 02:08:50

アドバンスド大戦略-ドイツ電撃作戦- かきこ一覧

[2]
name: マジカルカーペット (62かきこ, -0.10辛)
date: 2007/05/30 02:05:47
さいてん : 10(このゲームは百年後も名作として語り継がれる・・・)

 第2次大戦の歴史がきちんと再現されている。ミリタリーフリークのみならず戦争シミュレーションゲームが好きなら多くの人が楽しめそうな内容。
 開戦当初は1号戦車(武装は機銃のみ)と擲弾兵しか生産できずなかなか手間取り、次の面で2号戦車・3号戦車が登場…と思ったら37mm砲で破壊力が低く、やっとの思いで4号D型に進化させたら今度は敵戦車に先手を取られる始末。
 航空機も最初は優勢だったのが米軍が参戦するとあっという間に形勢逆転、サンダーボルトやマスタングに次々に叩き落される。
 最後はジェット機であるメッサー262は高価過ぎて大量配備できず、結局使い捨て覚悟のロケット戦闘機メッサー163で凌いでようやくゲーム終了。
 エンディングで流れるリリー・マルレーンを聴いたときには「やっと長い戦争が終わった」と痛感したものである。
 戦車もパンターやティーガーが登場する前は4号戦車でひいひい言いながら連合軍の戦車と撃ち合ったりバズーカを持つ歩兵を攻撃して返り討ちにあったりもした。ヤケを起こして火炎放射戦車を繰り出してコテンパンに叩きのめされたこともあった。
 カノン砲を撃てば的を外して味方を直撃など結構失敗しながらゲームを進めた。
 元々シミュレーションゲームは好きだったがここまでのめりこんだゲームはこれが初めてである。
 このゲームを始めたきっかけは高校時代の同級生がこのゲームをプレイしていたことだった。

[1]
name: TKJ (330かきこ, +0.20甘)
date: 2005/05/27 08:49:04
さいてん : 10(このゲームは百年後も名作として語り継がれる・・・)

【レビューその180】「20世紀最高のシミュレーションゲーム!!」
大戦略のシステムに第2次世界大戦のシナリオを組み込んだ大作シミュレーションゲーム。
プレイヤーはナチス・ドイツ軍を率いて連合軍と戦っていくことになる。
ゲームはキャンペーン方式で、ユニットを次のマップに持ち込めるのでやり応えは抜群である。
各マップでの結果によって次のマップが決まる場合もあるので、何度でも楽しむことができる。
ちなみに私は大まかに『ポーランド』→『デンマーク』→『ユーゴスラビア』→『ソ連』→『アフリカ』→『イタリア』→『ノルマンディー』→『バルジの戦い』→『ブダペスト』→『ドイツ』といった感じでした。やり方が慎重すぎて大勝が少なかったみたいですね。^^;
どのマップもかなり史実を再現したユニット配置がされており、当時の状況がなんとなく見えてくるのがいい。
各シナリオクリア後に当時の状況が記されるのも良い。チャーチルの演説などが流れたときは「なにくそ!」などと思ったりしました。

国ごとに用意された兵器が充実しているのも新鮮で楽しかった。
ポーランドの『7TP戦車』を「たかがポーランド軍」と甘く見て、こちらも戦車を繰り出して返り討ちに遭ったり、イギリスの『スピットファイア戦闘機(宿敵と言ってもいい!)』と互角に撃ち合ったり、ソ連の『T-34戦車』に泣きが入るほど叩かれているときに新型戦車がエントリーされ、「なるほど、これで対抗すればいいんだな!」と思って配備したらありえないくらいのタコ戦車でますます戦況が悪化したなんてこともありました。

同盟軍の存在も良かった。
気ままに動いてくれる同盟軍が実にいい味を出しており、ルーマニア軍やハンガリー軍なんかは規模が小さすぎて役には立たないが妙に愛着が沸きます。
あのやる気の感じられないイタリア軍のBGMにも、親しみを感じたりしました。(笑)
しかし同盟軍もなかなか面白い兵器を持っており、イタリアの『G55戦闘機』には思わず見とれました。
ハンガリーの『ニムロード対空戦車』なんか喉から手が出るくらい欲しかったです。

特に素晴らしかったのが「進化」という要素。
例えば最初に生産した歩兵(擲弾兵[てきだんへい])が経験を積むとエリート兵に進化し、更に経験値を積めば親衛隊に登りつめる。これによりユニットへの愛着が非常に増すのである。
とにかくユニットへの愛着は他の大戦略に比べ、非常に高くなりました。

その圧倒的な強さに感動した『ティーガーⅠ戦車』。
安くて使えるにくいヤツ『マーダーⅡ対戦車自走砲』。
強かったが値段がべらぼうに高くて、補給の度に泣きが入った『メッサーシュミット262戦闘機』。
序盤からの旧式兵器にもかかわらず、使い勝手の良さから最終マップ「ドイツ」でも4部隊が維持されていた『デマーグD7対空戦車』。

とにかく当時としては最高の完成度を誇るゲームで、ファミ通の好きなゲームランキングに長期にわたって残り続けたのも頷けます。
今プレイすると長すぎるCPUの思考時間がネックですが、その辺を差し引いてもプレイする価値はあります。


≪このゲームをきっかけに≫
このゲームはナチス・ドイツ軍を操作するという内容から「不謹慎」という指摘もあったようで、国によっては販売が見送られたケースもあったようでした。
でも、私はこのゲームをプレイしたことをきっかけに当時の欧州の歴史に興味が湧きました。

バルト3国がソ連にあっさり併合されたのに対し、フィンランドはどうしてソ連と戦う道を選んだのか?
フランスの降伏で国境の周りを全て枢軸側に包囲されたスイスがどうやって中立を維持したのか?
どうしても気になった私は図書館に通って当時の歴史の本を読みあさり、いろいろなことがわかりました。

あの手この手で中立を維持したスイスのアンリ・ギザン将軍。
見事独立を守りきり、最後は病気療養中のスイスで没したフィンランドのマンネルハイム将軍。
連合国空軍による爆撃を受けたスイス。(スイスは枢軸国に軍需物資を輸出していた。弱小国スイスからすればドイツと国境を接している立場上、ドイツの要求をある程度呑む必要がありました。しかし連合国から見れば安全な中立国でドイツ向けの軍需物資が生産され続けることが許せなかったというのがあったらしい)
他にも第2次世界大戦では「被害者」だったポーランドも、実は自分より弱いリトアニアに対しては圧力をかけたりしており、もしドイツとソ連がポーランドを攻めなければ、ポーランドは「加害者」になっていた可能性が大きいという事実もあった。
当時のリトアニアの人たちにとってドイツ軍は「救世主」に見えたことでしょう。
結局「戦争に正義はない」ということなんでしょうか。

単に「余計な知識が増えただけ」と言えなくもないが、このゲームを機会に歴史に興味を持ったというのは良い事であり、そういう意味でもこの「アドバンスド大戦略」というゲームは素晴らしかったと思う。


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『アドバンスド大戦略-ドイツ電撃作戦-』にさいてんするの

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さいてん