横山光輝 三国志 かきこ一覧

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name: ＴＫＪ (330かきこ, +0.20甘)
date: 2005/07/20 09:42:41
さいてん : ７（それなりに遊べたな）

【レビューその２０３】「横山光輝氏の絵を再現」
三国志を題材にした歴史シミュレーション。
最大のウリはもちろんキャラクターの顔が横山光輝氏の大作コミック「三国志」のキャラが使われていることだろう。
メーカーが「エンジェル（バンダイグループらしい）」という聞いた事のない名前なので不安もあるかもしれないが、ゲームとしてはしっかりと作られておりキャラクターの魅力に頼ったゲームでは決してない。（名作という程でもないが）
シナリオは「群雄割拠（１８９年）」と「三国鼎立（２１９年）」の二つ。
もうちょっと用意しても良かったかもしれない。

武将の顔に表情があるのが歴史ＳＭＬでは珍しい。
普通の顔。喜んだ顔（計略に成功したり戦に勝ったりするとなる）。勇ましい顔（戦に出陣の際）。悲しい顔（戦に負けたり降伏したりするとき）。

武将にはレベルが存在し、戦闘で経験を積めばどんどん強くなる。
ボンクラな武将でもレベル１０まで持っていけば、レベル１の関羽、張飛にも互角以上に戦える。
さらに強力な武器を渡せば、カス武将でも凄まじい強さになります。
このシステムには賛否両論かな。

特に目新しい要素は無いが、ゲームの完成度はまずまずなので横山光輝ファンはプレイしてもいいだろう。
ちなみに原作に登場しなかったキャラ（例えば袁紹の一族）の顔デザインだが、これは横山光輝氏が描いたのか、それともゲーム製作者が描いたのかは残念ながらわからない。


≪ＰＣエンジン版との比較≫
ＰＣエンジンにも「横山光輝三国志」が２タイトル出ている。
ゲームとしての面白さはＳＦＣ版が上だが、ＰＣエンジン版はビジュアルシーンが充実しており（「横山光輝　真・三国志」の方）、原作のファンにはたまらないかもしれない。
特にＰＣエンジンの「横山光輝　真・三国志」には１０本のショートシナリオがあり、原作の名シーンを綺麗に再現している。
これで史実を覆すのが実に楽しいのだ。
ＳＦＣ版の方が面白いといってもそれ程差があるわけでもないので、どちらがオススメかは思案のしどころだ。

『横山光輝 三国志』にさいてんするの