じゅうべえくえすと かきこ一覧

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name: ＴＫＪ (330かきこ, +0.20甘)
date: 2004/12/22 06:17:08
さいてん : ５（遊べるけど人には勧められないかも）

【レビューその３６】　「大作だが問題点も多い」
１９９１年にナムコが放った、貝獣物語（１９８８年）のシステムを継承した大作ＲＰＧ。
貝獣物語で悪かったところがある程度改善されており、
ファミコンＲＰＧとしては水準以上の完成度にはなったと思う。

グラフィックは（いい意味で）シンプルになっていて、戦国時代の日本の雰囲気がうまく再現されてます。
助っ人たちのキャラクターもけっこう個性的でいい感じ。ストーリーもうまくまとまってます。

しかし、ゲーム全体のテンポが遅く、レベルアップの為にたいくつな戦闘を延々と続けることもしばしば・・・。
もっとスピーディーな展開にしてくれたらかなり面白いゲームになったと思う。

そして、貝獣物語で問題になった「バグ」がこの作品にも形を変えて受け継がれていました。
その「バグ」とは、　【宝箱が勝手に開く！】　です。
このゲームではセーブが２つまでできるのですが、それが「バグ」につながりました。

どういうことか説明すると・・・・・
１．ゲームをある程度進めてセーブする。
２．そのデータを「コピー」して２つに増やす。
３．「データ１」でゲームを再開し、どこでもいいから宝箱を開けてアイテムを手に入れる。
・・・・・すると、データ２でも宝箱が開いた状態になってしまうのです。　これは　【大問題】　です！

例えば、データ１で宝箱を開けて、そのデータを間違って消したらどうなると思いますか？
残ったデータ２でもその宝箱は勝手に開いた状態になってるんですよ。
まだそのアイテムを手に入れていないのに・・・・。
もし、そのアイテムがゲームをクリアするために必要なものだったら、データ２では
ゲームがクリアできなくなってしまうんです。こうなってしまったら、最初からやり直すしかありません。

ドラクエとかでは、いざという時のためにデータをコピーするのはあたりまえですが、
「じゅうべえくえすと」では絶対にやってはダメです。これだけは本当に気を付けて下さい。


☆ここから先ちょっと【ネタバレ】なので注意！
念のために、このゲームの理不尽な点を避けるためのアドバイスをしておきます。
ややネタバレですが、プレイしている方（いないと思うが）は見ることをオススメします。

アドバイス　その１．
ある程度ゲームが進むと、ある場所で「タスカルオール」というアイテムが手に入ります。
このアイテムは、パーティーが全滅したときに、なんと「その場で全員復活」するスグレモノです。
しかし、ゲーム終盤のほうで 【ある敵にパーティーが強制的に全滅させられるイベント】 があります。
この時「タスカルオール」を持ってると、「その場で復活」してしまうのでまた「全滅」しなければなりません。
これだとかなり面倒な上に、１コしかない「タスカルオール」も無くなってしまい、いいことなしです。
だから「タスカルオール」を拾うのは、「全滅イベント」が終わってからにするといいです。

アドバイス　その２．
「メガトンコイン」について。
これを持ってると、「ある場所」で床が抜けて下に落ちてしまいます。
それ以外にはなんの効果も無いアイテムなので、とっとと売ってしまうのがベストです。

『じゅうべえくえすと』にさいてんするの